書道家・河内君平の日記
 
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11月19日(金)高宗の「洛神賦」
 

1119日(金)高宗の「洛神賦」

東京朝晴れ10度。台北雨23度。お昼12:45台北松山空港着。黄華源君と交換留学生だったYさんが出迎えてくれる。タクシーで故宮に直行し、「南宋特展」を参観。高宗の「洛神賦」(遼寧省博物館藏)、呉説の尺牘、陸游80歳の猩猩筆による「自書詩」巻(遼寧省博物館藏)の3件が目を引いた。特に高宗の書が趙孟頫に影響を与えたのではないかと思うほど似ていることを発見した。故宮の陳さんが重点的に説明してくれたので有難かった。また故宮の林さんとも出会い、再会を約す。

 

4時に国立台湾芸術大学に行き、黄光男校長と再会。お手製のネクタイを頂戴する。蘇峯男先生、林進忠院長、蔡友主任教授、林錦濤君、交換留学生のY君と、綺麗になった学食で夕食。院生の蕭順杰君が「幽懐」の白文印をプレゼントしてくれた。2002年に彰化で出遇ったそうだ。

 

「高鐡」板橋駅7:02発に乗って台中駅へ。しかしダイヤが乱れており、急遽各駅停車(台北―板橋―新竹―桃園―台中)に飛び乗り50分ほどで台中駅に到着。対号席(指定席)は使えなかったが、それも御愛嬌。車内は日本の新幹線にそっくりである。台中駅には李憲専氏が出迎えてくれ、彼の車で明道大学へ。図書館に先生と学生の作品が展示されており、李氏の6年間の修養の成果が見てとれ感心した。彼は工業高校卒だったが一念発起して、中文系(学部4年)と研究所(大学院3年)を修了したばかりのオジサンである。優秀であったので2年で修士を終えたと聞いた。

 

ロッジ風の宿舎に入り、陳維徳先生ご夫妻、姜澄清先生ご夫妻と歓談し、ようやく一日が終了。75歳におなりの姜澄清先生(貴州大学)は『中国書法思想史』の著者で、かつてその一部を「新書鑑」に翻訳させていただいたご縁がある。先生とは1997年に広東で開催された「康有為研討会」で面識を得、その後2004年杭州で再会して以来である。すでに定年退官され、悠々自適の生活である。

【2010.11.21 Sunday 09:43】 author : kunpei
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