11月20日(土)「唐宋書法之授受」口頭発表(中国語)
彰化県晴れ、台北曇り。朝食を学食でいただき、石慢(Peter C. Sturman)氏と再会。2007年春、彼の勤務するUCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)まで、沈揆一氏(UCSD)の紹介で遇いに行ったことがある。米芾の研究者である。
明道大学国学研究所と中文系主催の「唐宋書法国際研討会」が朝9時から開催された。明道大学の林麗娥所長と李郁周教授、さらに姜一涵教授(東海大学)、曹宝麟教授(広東曁南大学)、莫家良教授(香港中文大学)、黄宗義教授(台南大学)、黄緯中副教授(中国文化大学)、金炳基教授(韓国全北大学)らと再会。
私は「唐宋書法之授受:従日本江戸時代《古法帖売買目録》来談起」を発表。研究と言うよりも、主眼は日中書道交流史上の新しい資料の紹介にあった。
昼食後、李氏の車で急いで台中駅へ向かう(約40分)。1:15発の「高鐡」に乗るためである。台北駅からタクシーで松山空港へ。今回の日程に同行してくれた黄華源君とお別れ。彼の献身的な配慮に心から感謝する。16:45発(NH1188)は定刻より10分早く離陸し、東京羽田へも予定より30分早く着陸した。