書道家・河内君平の日記
 
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2013/03/26(火)「大東書学」13号巻頭言

書道学科・書道学会・「大東書学」の十三年

 

本冊子は、大東文化大学「書道学会」の研究誌であると同時に、「書道学科」の教育研究の活動報告としての側面を併せもつアーカイブでもある。

 

振り返れば、二〇〇〇年度(平成十二)に開設された書道学科は、早いもので十三年目を迎えた。よって学科開設と同時に設立した大東書道学会も十三年を経たことになる。

 

本誌創刊号の〔編集後記〕に「大東書道の名声は学生時代から耳にしていたが、実態がよく解らなかった。着任以来、何とかその歴史的経緯を中心とする大東書道の全貌を知りたいと考えてきた。そこで本誌創刊号を編集するに当り、野口(白汀)先生に『大東書道の歩み』とも言える内容の〔特別寄稿〕の執筆をお願いした。先生は半年以上もかけて資料を収集しご執筆下さった。厚くお礼申し上げたい。なお僭越ではあったが、先生の原稿を専任全員が目を通してよりよい形に仕上げさせていただいた。今井(凌雪)先生の講演『大東の書道に期待するもの』は、ご本人が中国留学できなかった夢を、大東の学生にも託すものである。先生の書に志したきっかけ、大学教育での一面なども語られた貴重な内容である。……予算の関係で、フロッピイ―編集を行ったため、見苦しい体裁かもしれない。何卒ご寛恕賜り、忌憚のないご意見を賜れれば幸甚である」と書いた拙文を読むと、白汀先生、凌雪先生ともに天界に旅立たれ、まったくもって隔世の感がある。

 

この十三年間、学会の会長(学科主任兼務)として、節山田中裕昭先生、東竹田中有先生、高木厚人先生、蒼青斎藤公男先生、鷹之河野隆先生の四教授が学会と学科の両方の重責を担われてきた。五代目に就任させていただいたが、歴代の会長(主任)ほどパワーが無いので、先生方のご支援、学生・院生諸君の協力、一般会員諸氏のご理解なくしては立ち行かない。どうかご厚情を賜りますようお願い申し上げたい。

 

ある方が草創期のメンバーを「五十点のドリームチーム」と称したが、書道学科一期生、ついで大学院文学研究科書道学専攻修士課程(後に博士課程前期課程に改称)の一期生を世に送り出すまでは、まさしく教職員全員が夢中になって学生と院生を指導するために一致団結していた、ドリームチーム時代であった。

 

そして時は流れ、教職員が多く入れ替わり、草創期の熱い夢は霧散しつつも、着実に学生・院生が育ち、本年度は書道学科十期生と書道学専攻九期生が巣立って行く。来年二〇一三年度(平成二十五)は、新任の教授と助教が着任予定で、過去最高の十二名体制になる。新たなドリームチームを組織して出発する時期が到来している。

 

末筆になったが、本年二〇一二年度(平成二十四)の教育と研究の詳細な成果については贅言を要しない。本誌をご一読願えれば幸いである。

【2013.03.26 Tuesday 23:48】 author : kunpei
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